建物オタクのブログ
2013年10月 5日 19:40
管理業務について
弊社は基本的には原状回復や外装リニューアルを基本業務として空室を埋める提案をする会社ですが、基本理念に「世界中の賃貸不動産を整理・再生することにより価値を創造する」と大それたことを掲げております。

その日々の業務の中でどうしても大家さんから管理業務をお願いできないかと依頼されることがあります。お困りの大家さんを知らぬふりが出来ずお役に立てるのならとお引き受けするわけです。

そして仕事としてお引き受けした以上は空室のままにしておく訳には絶対に行かず、全力で空室を埋めるのでおかげさまで私どもがお預かりしている物件は全体でも90%以上の入居率を長く維持しております。

築年数で言えば20歳を軽く超えた賃貸住宅としては決して若いとは言い難物件をです(笑)
(大家さんごめんなさい・・・)


そんな手前味噌な自慢話より、私が実際に遭遇した管理業界の違和感について書いてみたいと思います。

狭い業界なので関係各社や各人が特定できないように書きますが某大手と某上場企業との管理業務のやり取りの中で思った違和感は、世間で言われるサービス業や一般の民間企業ならあり得るのかな?と思うようなことです。

たとえば契約の数字を事前の打ち合わせベースの数字から契約書には下がった数字をこそっと書き込んでいたり・・・。

某大手より管理業務の引き継ぎをする為に家賃滞納者へ某大手さんの担当社員さんとお会いしに行った時ですが、4か月の滞納者とお聞きしていましたのでさぞかしお困りの人なのだろうと思っていたら、

「はじめまして・・・」とその某大手さんの担当者は滞納入居者に挨拶しているのです・・・・。

えっと思いましたよ。ほんとに。

もしその物件が自分の収入やお給料に直結しているのなら4か月もほったらかしにしているでしょうか?

管理棟数や戸数が多いとどうしても後回しになってしまうのかもしれませんが、4か月滞納している入居者に会ってすらいない、夜逃げされていたら大家さんの泣き寝入りですよね。

そしてよくよくお話をしてみたら単なる滞納ではなく、入居者さんが依頼したことを全く実行してくれずナシのつぶてだったのでやってもらえるか尋ねてくるまで実力行使でお家賃を止めていたことが判明。

わが社ですぐに対応してその日のうちに4か月分をお支払して頂き、その後はお家賃の滞納は一切ないです。

書き出したらまだまだあるのですが、悪口を書いてるみたいでいやなのでこの辺でやめておきますが、結論は当たり前のことを当たり前のように入居者さんや大家さんが喜んでくれるようにやってることを放棄している人や会社が結構な確立で存在している事実。

確かに全ての業界人がそう言う人たちでは当然なく、本当に立派な方も多数いらっしゃいます。

私たちの業界だけではなく嫌な人や常識を疑うようなことはたくさんあります。

ただ私が思うのは、ビジネスの前に良き人でありたいと思っていますし、またそんな人たちを集め育てていきたいと思っています。

人様のお役にたつには私たちもまだまだ力不足ではありますが精一杯努力して大家さんのお役にたって自分たちの成長や幸せの糧にしていきたいと切実に思っています。